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用語集

アルマノクス


鎧人形、魔法人形とも呼ばれるアルマノクスは『魔力増幅器』である。 中に歯車等の物理的仕掛けは一切無いので機械ではない。 術師の魔力を増幅する天然由来の物質、主に聖金属と魔石を多く使い建造される。 聖金属や魔石の質量を増やすほど魔力増幅率も上がる。 中に術師を内包しつつ重心を上げ過ぎないようにしながら、可能な限りの質量バランスを百年に渡り模索した結果今の形状に至る。 動力は操縦する術師の魔力そのもの。 魔術師こそがエンジンであり、制御装置。 その戦闘力は凄まじく、ただでさえ強力な乗り手の魔力を数千倍、数万倍に跳ね上げ、地形を変える程へと変貌させる。 アルマノクスは史上最強の兵器である グランベルムの期間中、稀に生まれ変わったように急激に変化、進化するアルマノクスがいる。 そういった騎体を「覚醒アルマノクス」や「新生アルマノクス」と呼ぶ。

コックピット

アルマノクスの操縦席はコクピットとは言わず、ミッドハートと言う。
魔術師が乗っている台座と後ろの部分はまとめてアルター(祭壇)と呼ばれる。
上に見えるのはヘッドフィギュア(搭乗しているアルマノクスの頭部を模している)で、中には巨大な魔石が浮いている。これと背中に浮かぶ紋章がアルマノクスの状態を表している。
魔術師の前にはコンソールウインドウが2つ浮いている。
ウインドウの中からは術師とアルマノクスを繋ぐ魔糸(マギスレッド)が伸びてくる。
アルマノクスを動かすのに決まった「型」などは無く、基本的に術師のイメージで操る事ができる。
体を動かした方がイメージしやすい術師は、武器の形状をした補助具を使用したりする。(アンナやロサ等)
左右の奥に見えるのはアームフィギュア。外のアルマノクスの腕の状態をダイレクトに表す。
モニターはアイウインドウ。術師が見たい方向に大きく広がる。視聴者からは見えないが、魔力レーダーにより背中側の死角も術師には見えている。
アルターから落ちたりする心配は無い。この空間に見えるほぼ全てが幻のようなものであるから。
魔術による重力制御が常に働いているので、アルマノクスがどれだけ激しい動きをしても中の術師は吹き飛ばされたり宙に浮いたり、逆さに落ちてケガをしたりする心配は無い。
アルマノクスがどれだけ傷つき破損しても、基本的には中の魔術師には影響は無い。が、強力な魔術的攻撃(呪術的攻撃)で術師がダメージを受ける事は有り得る。

使い魔(コントライードル)

使い魔、精霊、 傀儡 、妖精、イードル…国や流派によってその呼び名は様々な魔力生命体。
厳密には生命体であるかどうかも不明。
意志のようなモノがあるのか無いのか…その辺りは植物に近いのかもしれない。
戦闘力はアルマノクス以下で、全ての魔術師が必ずしも所有しているとは限らない。
ただ、まさに使い魔として便利に使える状況があるので、契約し使役している術師達がいる。
術師の魔力量や活性状況によって召喚する数やサイズが変化する場合もある。

魔法・魔力

魔力とは元々、地球上に大量に存在したありふれた力だった。
人類史の中で、その力に気付き自在に操れる者『魔法使い』『魔術師』『魔女』などと呼ばれる者達が少しずつ現れる。
彼等は世界中に存在し、それぞれの一族、それぞれの流派は絶大な力と権力を誇った。
魔力を操れるのは魔術師の一族の血を受け継ぐ人間だけである。普通の人間から魔術師になった事例はほとんど無い。
魔力は空間に存在し、魔術師の体内にも存在する。
マギアコナトスに地球上の魔力が全て封印されて以降は、魔術師達の中に残った少量の微力な魔力が存在するのみ。
『魔』力という名前だけあってその力の本質は恐ろしい、禍々しいモノである。
魔力は術者に強大な力を与えるが、その代償に術者の命を吸っていく。
千年前、地上に魔力が溢れていた頃は、魔術師が自らの生命を消費する必要はほとんど無かった。
しかしマギアコナトスに魔力が封印された後の時代においては、魔力は術者の命を蝕む呪いの力となった…
力の弱い魔術師は己の寿命を削る事によって一時的に魔力を爆発的に高めるが、その度に心身は魔力に蝕まれ少しずつ正常ではなくなっていってしまう。
アルマノクスを使う戦闘においても、大きな技や術を構築する度に術師の寿命が削られていく。
マギアコナトスの幻想空間内は濃密な魔力に満たされている。
グランベルムの戦いに参加する娘達は、普段より数千倍~数万倍に増幅された魔力を行使する事ができる…が、代償も伴うのだ。
アンナなどは特に自身の寿命を削り、アークナイトに吸わせて捧げ、戦闘力を上げているのだが…どうしても新月に勝つ事ができない。